こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
みなさんは美容室に行ったときにシャンプーをしてもらいますよね?
その時のシャンプー台は、「サイドシャンプー」ですか?それとも「バックシャンプー」ですか?
え?気にしたことなかった?
それは勿体ない♪
実はシャンプー台によってシャンプーの体感は結構変わってくるのです。
サイドとかバックとか、なんのことかわからなくても大丈夫!
誰が見てもわかりやすく説明するので、ぜひ最後までご覧ください。
▼サイドシャンプーってなに?
まず、サイドシャンプーとは、美容師がシャンプー台の横に立ってシャンプーをする台のことです。
この台の特徴はこんな感じです。
メリット
①シャンプーやヘッドスパの時に力が入りやすい
②襟足の「ゆすぎ」がやりやすい
③シャワーの水圧を強くできる
デメリット
①左右の手の動きを合わせるのに慣れが必要
②多少圧迫感がある
③美容師が腰を痛めやすい
サイドシャンプーは、お客様の上から手を回してシャンプーする形になるので、美容師の体は常にお客様の上にあります。
フェイスガーゼで顔を隠しているとはいえ、多少圧迫感は生まれてしまいます。
ですが、美容師からすると手を自然に動かすことができるので、力が伝わりやすいです。
また、シャワーヘッドも取り扱いが容易なので、ゆすぎもやりやすい。
しっかりシャンプーしてもらいたい時や、強めが好きな人はサイドシャンプーと相性がいいです。
一方、ヘッドスパではどうでしょう。
シャンプー台の横に立つ都合上、左右の力を均等にするのが難しいです。
スパのようにリラックスしたいときは、美容師の圧迫感も少しマイナスになってしまいます。
また、どうしても作業者は中腰のような体制になるので、腰痛になりやすいです。
美容師にギックリ腰経験者が多いのは、シャンプーが原因のケースが多いです。
ちなみに私もギックリ腰経験者です。
▼バックシャンプーの特徴
次に、バックシャンプーとは、シャンプー台の後ろ(お客様の後ろ)に立ってシャンプーをする台のことです。
この台の特徴はこんな感じ。
メリット
①左右の手で力を均一にかけやすい
②圧迫感がない
③美容師が腰を痛めづらい
デメリット
①力を入れづらい
②襟足の「ゆすぎ」が難しい
③水圧を強くしづらい
こちらはサイドシャンプーとは違い、お客様の上を体が通ることがありません。
圧迫感もなければ、顔の上に違和感を感じることもありません。
また、台によっては椅子に座ってシャンプーすることもできるので、腰への負担もぐっと減ります。
さらに左右の手を同じように使えるので、均一に力をかけることができます。
ですが腕が不自然な体制で行う作業も多いので、力が入りにくいというデメリットもあります。
立ち位置の都合上仕方がないのですが、手の平を外に向けた状態で作業するのは結構大変です。
以上を踏まえ、バックシャンプーはヘッドスパにはとても高いパフォーマンスを発揮します。
ゆっくりリラックスしたい時はバックシャンプーがいいですね。
▼それぞれの違い
サイドシャンプーとバックシャンプーの大きな違い、それは力の入り方です。
美容師がどこに立つのかによって力の入り方が異なります。
例えば、壁を水平(真横)に押すのと、床を垂直(真下)に押すのと、どちらの方が力が入りやすいでしょうか。
おそらく床を垂直に押した時の方が力が入りやすいと思います。
それは重力のおかげ。
サイドシャンプーはお客様の上からシャンプーやスパを行うので、効率的に力が伝わります。
一方バックシャンプーはお客様の後ろから手を伸ばしてシャンプーやスパを行います。
サイドシャンプーに比べると力が伝わりにくいのです。
ですがバックシャンプーは、自分の方に手を引く際には力が入りやすいです。
ヘッドスパには引く作業が多いので、スパはしやすいのです。
まとめてみましょう。
サイドシャンプーは「押す」動作がやりやすく、バックシャンプーは「引く」作業がやりやすい
ということです。
▼みんな違って、みんないい
以上、サイドシャンプーとバックシャンプーの特徴をお話しました。
シャンプー台によって、向いているメニューがあるのですね。
ですが、実を言うと結局は「慣れ」の要素が大きいです。
サイドシャンプーでも気持ちのいいヘッドスパはできますし、バックシャンプーでも力強いシャンプーはできます。
どの美容室にもシャンプー台はありますが、サイドとバックのどちらを導入しているかはお店によって様々です。
そして、ほとんどの場合、美容師はシャンプー台を使いこなしています。
一日に何人ものお客様のシャンプーやスパをするんですから当たり前ですよね。
サイドシャンプーにもバックシャンプーにも良いところはあります。
どちらの良い点も知っていると、シャンプーをしてもらう時に気持ちよさが増すかもしれませんね。
▼まとめ
いかがでしたか?
美容室にシャンプー台を設置することは美容師法により義務付けられています。
そんな中でサイドシャンプーにするのかバックシャンプーにするのか、選ぶのは美容室のオーナーです。
美容室に行った際には、なぜこのシャンプー台にしたのか聞いてみるのも面白いかもしれませんね。
それではまた明日☆