こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪

昨日は「石けんで頭を洗うのってあり？？」というテーマを美容師目線でお話ししました。

結果、一般的な石けんで頭を洗うことはおすすめしない、という結論に至りました。

そして記事を書きながら疑問に思ったことが一つ。

それは、逆に「シャンプーで身体を洗うのはあり？？」ということ。

ありだとしたらシャンプーで泡を立てて、その流れで身体も洗うことができて便利ですよね。

今回はシャンプーの可能性についてお話ししたいと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

▼シャンプーで汚れが落ちるのは

まずはシャンプーで汚れが落ちる仕組みからおさらいしましょう。

ローリングアップという現象のおかげで、泡が汚れを包み込み、洗い流してくれます。

これは昨日の記事でも説明した通り。

つまり、汚れを落とす基本的な仕組みはシャンプーも石けんも同じ、ということです。

であればシャンプーで身体を洗うこともできそうですね。

▼配合成分の違い

では早速ですが、シャンプーで身体を洗うのはアリなのでしょうか。

結論は、

「シャンプーによる」

となります。

え？どういうこと？と思いますよね。

実は一口にシャンプーといっても、種類がとってもたくさんあります。

みなさんもシャンプーを購入する際に、「乾燥肌用」「オイリー肌用」「低刺激系」「アミノ酸系」などの多くのシャンプーを見かけたことはありませんか？

我々が働く美容室でも、お客様のタイプ別にシャンプーを使い分けたりします。

ではそれらは何が違うのでしょうか。

一番の違いは界面活性剤の種類です。

細かい成分まで説明すると眠くなってしまいますので、簡単に説明します。

界面活性剤には、「洗浄力の強いもの」と、「洗浄力の弱いもの」があります。

洗浄力が強いと、洗った後はさっぱりして爽快感があります。

ですが、洗浄力の強さが乾燥肌や敏感肌の方にとっては刺激になってしまうこともあるのです。

一方、洗浄力が弱いと、洗った後のさっぱり感は少ないですが、洗い上がりがしっとりします。

乾燥肌や敏感肌の方におすすめのタイプです。

つまり、シャンプーは界面活性剤の種類によってタイプが大きく変わるので、単純に石けんと比較することはできないのです。

▼洗浄力が強いか、弱いか

もう少し詳しくお話ししましょう。

洗浄力の強いシャンプーは、スタイリング剤や頭皮の余分な皮脂を落とすのに適しています。

しかし、身体にはスタイリング剤は付いていませんし、皮脂も頭皮ほどは出ません。

なので身体の落とさなくていい皮脂まで落としてしまい、肌荒れの原因になることもあるのです。

では洗浄力の弱いシャンプーではどうでしょうか。

洗浄力の弱いシャンプーは、身体の必要な皮脂を落とす危険性は少ないです。

なので、全身を洗うのはアリ、と言えるかもしれません。

しかし、しっとり感の強いこれらのシャンプーは、言い換えるとヌルヌル感が取れにくい、とも言えます。

弱いシャンプーで身体を洗い、お湯で流す時はいつも以上にしっかりと流す必要があるのです。

結局のところ、頭にはシャンプー、身体には石けん(ボディソープも)を使うのが基本と言えるでしょう。

▼全身に使えるシャンプーもある

ですが、最近では「頭皮も、髪も、身体も、この一本！」のような謳い文句の商品もたくさん出てきています。

そういったシャンプーは総じて「洗浄力が弱い」ものが多いので、オイリー肌の方には向きません。

しかし、お肌が敏感な方は使い勝手がいい商品もあります。

実際、我が家は未就学児3人を含む5人家族ですが、全身を洗える優しいシャンプーを家族全員で使っています。

▼まとめ

いかがでしたか？

「シャンプーによる」、という曖昧な結論になってしまいましたが、それだけ今はシャンプーの種類が多いということです。

まずは自分にあうシャンプーを見つけて、それが身体を洗うことにも対応しているようであれば全身にも使う、というのが間違いがないでしょう。

ぜひご自分にとってベストな商品を見つけてくださいね。

それではまた明日☆