こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
昨日はサロンカラーとホームカラーの違いについてお話ししました。
繰り返しになりますが、私は美容室で染める「サロンカラー」がおすすめです。
ですが、市販のカラーを否定しているわけではありません。
・容易に手に入る
・気軽に試しやすい
・とにかく安い
というメリットがありますし、「美容室に行く時間がない」という人にも選ばれるでしょう。
しかし、正しい知識がない状態でホームカラーを行うと、必要以上に髪を傷めたり、仕上がりが理想の色から遠ざかってしまいます。
そこで今回は、「ホームカラーはおすすめはしない、でもやるならこうやれば上手くいく!」という観点でお話をします。
何かの参考になる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
▼リスクをちゃんと知ろう
まず、ホームカラーのリスクを把握しましょう。
大きく分けると次の二つです。
①髪が必要以上に傷む
そもそもカラーは傷みます。
これは含まれる過酸化水素の影響ですが、カラーをする際にはある程度ダメージを受け入れることが必要です。
市販のカラー剤はこの過酸化水素の濃度が高いものが多いので、扱いを慎重にしなければいけません。
②希望の色にするのはかなり難しい
これは技術の問題です。
カラーはシンプルに言うと、「染めたいところに薬を塗る」だけの作業です。
でもこれが難しいのです。
プロがお客様の頭を塗るまでに、何十回も練習する内容です。
経験のない人が、初めて扱う薬を、よく見えない自分の頭に塗る。
これがいかに難しいかわかるでしょう。
大抵の人は、狙った色よりだいぶ暗い色に仕上がります。
以上、こういったリスクがあることは把握しておきましょう。
▼「根本」を染める
ではいよいよ、どうやって染めるのかをお話しします。
まず大事なことは、薬を「根本にだけ」つける、ということ。
今回は最も需要の多い、白髪染めを前提にお話ししますが、みなさんが染めるところは伸びてきた「根本の白髪部分」です。
白髪以外の部分には薬はつけてはいけません。
コツは、まずハケにカラー剤を均一にとります。↓↓↓
そして、伸びてきた「白髪の部分」にカラー剤をそっと置きます。
※白髪のマネキンがなかったので、通常のマネキンで実践。↓↓↓
この時コームで梳かしてはいけません。
カラー剤が毛先に伸びて、根本が染まらなくなります。
これはダメな例。↓↓↓
▼時間との勝負
次に大事なのは、「塗る時間」です。
カラー剤は髪についた瞬間から発色が始まります。
ほとんどのカラー剤は10分〜30分程度で色がしっかり入ります。
それ以上時間がたつと、髪はどんどん暗くなっていってしまうのです。
では慣れない人が全体を塗るのに、1時間かかったとしたらどうでしょう。
最初に塗ったところは1時間以上放置されて暗くなるのに対し、最後に塗ったところはほとんど色が入りません。
これが色ムラの原因になってしまうのです。
髪は暗くするのは簡単ですが、暗い髪を明るくするのは大変です。
ホームカラーに慣れていない人ほど、希望の色の1〜2レベル明るい色のカラー剤を選ぶと失敗が減ります。
▼全部は塗らない、という選択
うまく塗るコツがわかっても、目に見えないところは非常に作業が難しいです。
鏡を見ながらカラーをする場合、えりあしや後頭部は見えません。
合わせ鏡を使えばなんとか見えますが、それでもキレイに塗るのは相当な難易度です。
そういう場合、見えない部分は塗らない、というのも選択肢の一つです。
とくに後頭部などは髪の毛が上から被さる部分なので、以外と白髪が目立ちません。
数ヶ月に一度はサロンや家族に全体を染めてもらって、それ以外は自分が気になるところだけを染める、というのもおすすめです。
▼まとめ
いかがでしたか?
カラーは技術が必要なので一筋縄ではいかないものです。
だれでも簡単にキレイに、ダメージなく染めることができたら、我々美容師の仕事は無くなります。
ですが、ホームカラーはいつでも手軽に自分の手でできる、というのも魅力的のひとつです。
もし自分で染める時は今回の内容を参考にしてみてくださいね。
それではまた明日☆