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「泡で汚れが落ちる」は間違いだった?

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こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪

シャンプーや石けんが汚れを落としてくれるのは、泡が汚れを包み込んで流してくれるから。(ローリングアップ現象)

過去のブログでも何度もこの言葉を使い続けて来ました。

私の記事を読んでくれている人ならすでにご存知の内容かと思います。

われわれ美容師にとっても、この現象は常識。

しかし、実はここ最近まで「泡で汚れは落とせない」「泡は洗浄剤の演出でしかない」という意見が多くあったということをご存知ですか?

なぜこのような意見があったのか。

そして最新の情報では、泡と汚れの関係はどうなっているのか。

今回は少しマニアックな内容ですが、知って損はしない、そんな回です。

ぜひ最後までご覧ください。

▼泡はただの演出?

研究者の中では時折、「泡は汚れの洗浄に無関係」だと言われて来ました。

それはなぜか。

シャンプーや洗剤で汚れが落ちるのは、そこに含まれている「界面活性剤」のおかげです。

この界面活性剤は、「油に馴染む性質」と、「水に馴染む性質」の両方を持っています。

すると、本来だと弾き合う二つを馴染ませ、汚れを浮かせて落としてくれるのです。

これがローリングアップ現象の構造です。

この話を聞くと、確かに汚れを落とす要素の中に「泡」は出て来ません。

つまり、界面活性剤があれば汚れは落ちるので、泡は関係ないのでは?となるわけです。

例えば、洗濯用洗剤。

この洗剤も同じく界面活性剤を使用して汚れを落とします。

そしてこの洗濯用洗剤の洗浄力は、色々な洗剤の中でもかなり強い方です。

でも洗濯機を回してもシャンプーのようにモコモコと泡立ちませんよね?

食器用洗剤やシャンプーで泡が立つのは、あくまでパフォーマンスである、というのはこういった理由からなのです。

▼新発見!泡が油を吸い込む!

ではやはり泡は汚れとは無関係なのでしょうか。

実はその後の研究で、面白い結果が出ました。

それは、

空気をよく含んだ泡は、汚れを吸引する

という内容。

すこし噛み砕くと、

よーく泡立てた泡は、汚れを吸いとってくれる

ということです。

実験の様子を見ると、実際に油を吸収する様子が見て取れます。↓↓↓

つまり、泡と汚れは無関係どころか、泡自体が汚れを吸引してそのままキレイにすることもできる、ということがわかったのです。

▼泡で洗浄力を高められる

全ての泡が汚れを吸収する、というわけではありませんが、泡で汚れが落ちることがわかったのにはとても意義があります。

以前、泡立ちがシャンプーの質を変える、という内容の記事を書いたことがあります。

しっかり泡を立てることは、シャンプーも気持ち良くなり、汚れもよく落ちる、ということなのです。↓↓↓

【初心者向け】実践編!シャンプーで健康な頭皮と髪の毛を手にいれる!

▼まとめ

いかがでしたか?

今回の内容は大手日用品メーカー「花王」の研究データを参考に書かせていただきました。

研究者は日々、みなさんの生活が良くなるよう研究を続けています。

私たちもその結果に感謝をして生活していきたいですね。

それではまた明日

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