こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
みなさんはカラーをした時のシャンプーで「乳化」をしていることは知っていますか?
シャンプー中はフェイスガーゼもつけてますし、わからないですよね。
乳化と聞くと、料理を思い浮かべる人も多いでしょう。
例えばカルボナーラ。
牛乳をベースに作ったソースは最初はサラサラのシャバシャバ、しかし乳化させることでトロトロでとても濃厚なソースに変身。
想像するだけでお腹が空いてきます。
さて、実はヘアカラーのシャンプーでも同じようなことが起こっているんです。
実際は料理とは違いますが、きっとためになる知識になるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
▼乳化ってなに?
「乳化」とは、水と油が均一に混ざり合うことをいいます。
本来、水と油は混ざらずに分離します。
しかし、一定の量の水と油を混ぜ続けると二つの境界線が壊れて混ざるようになるのです。
これを乳化といいますが、正確ににいうと完全に混ざっているわけではなく、時間が経つとまた分離し始めます。
ドレッシングがわかりやすい例ですね。
使用する前によく振って混ぜますが、時間が経つと水分と油の層に分かれます。
料理の場合、乳化をすることで食感が滑らかになり、油っぽさをマイルドにする効果があります。
▼カラーにおける乳化とは
ではカラーにおける乳化とはどういうものなのでしょうか。
カラー時の乳化の目的は、毛髪や頭皮についた余分な染料を落とすことです。
薬剤には油分や界面活性剤が含まれています。
そこに水分を含ませて、指の腹で優しく撫でることで、だんだんと乳化が進みます。
余分な染料が浮いたところで、お湯でしっかり流せばキレイになるのです。
▼実験してみよう!
ではここで実験してみましょう。
まず油性マジックで枠を描いてみます。↓↓↓
ここにカラー剤をぬりぬり。↓↓↓
ラップをして放置します。↓↓↓
しっかり着色しました。↓↓↓
ラップを外すとこんな感じ。↓↓↓
ここで、左のマスだけ、乳化をします。↓↓↓
お湯で流した結果がこちら。↓↓↓
よく見ると、左のマスの油性マジックが落ちかけていますね。
最後にシャンプー剤を使ってカラー剤をしっかり落とします。
結果がこちら。↓↓↓
なんとなーくですが、乳化をしていない右のマスは少し色が濃いように見えます。
実際のカラーでは、カラーの前にプロテクトクリームを塗ったり、リムーバーを使ってカラーを落としたりします。
今回は実験のため、素のままのカラーで試してみました。
プロテクトクリームの効果についてはこちらもどうぞ。↓↓↓
▼まとめ
いかがでしたか?
シャンプーをすればほとんどのカラー剤は落ちます。
しかし、ほんの少しでもカラー剤が残ってしまうと、アルカリ剤や過酸化水素によって髪と頭皮がダメージを受けてしまうのです。
ほんの少しの手間かもしれませんが、カラーの乳化にはちゃんと理由があるのです。
美容室に行って、カラーの流しの前に優しくマッサージをしていたら、「乳化してるんだな♪」と思ってくださいね。
それではまた明日☆