こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
最近ゲリラ豪雨が多く、このブログを書いている正に今!
外は大雨、雷がゴロゴロ鳴っています。
善逸のように雷に打たれたら髪色が変わるのかな〜なんて思っていると、
「「ゴロゴロゴロゴロッ!!、、ドォンッ!!!」」
と雷鳴が!、、おそらく近くに落ちましたね。
こ、これに当たったら、普通は即あの世行きだな💦
そんなことを考えながら文章を打っています。
さて、今日も善逸の金髪について考えます。
昨日は黒髪の脱色について考えましたが、見事に暗礁に乗り上げました。
しかし、ふと考えたのです。
鬼殺隊が使う「呼吸」を深掘りすれば、善逸の金髪に近づくのではないか。
今回はいよいよ善逸の金髪の完結編になります。
ぜひ最後までご覧ください。
昨日の記事をまだご覧でない方はこちらもどうぞ。↓↓↓
▼ブリーチで金髪になる理由
さて、呼吸と金髪の関係を見る前に、そもそもブリーチをするとどうして髪の毛のメラニン色素が壊されるのか、もう一度おさらいしてみましょう。
髪の毛の内部にブリーチ剤が浸透すると、そこに含まれる「過酸化水素」がメラニン色素と接触します。
すると化学反応が起こり、過酸化水素がメラニン色素を破壊していくのです。
つまり、ブリーチにおける脱色効果はこの過酸化水素のおかげと言えます。
この効果を使えば黒髪からの金髪を再現できそうです!
しかし鬼滅の刃の舞台は大正時代。
この時代にブリーチはまだ存在しません。
困りました、、、
▼過酸化水素は体内でも作られる
どうにかブリーチの代わりになるものがないか調べていると、面白い文献を発見しました。
なんと、過酸化水素は体内でも作られているというのです。
人間が活動してエネルギーを使用する時、身体の代謝に合わせて細胞内に過酸化水素が発生します。
しかし過酸化水素は身体の脂肪酸、生体膜、DNA等を酸化損傷する有害物質。
つまり、人体にとっては毒になるものなのです。
なので、人間の場合は細胞内に存在する「カタラーゼ」という酵素が過酸化水素を分解し、人体に無毒のものに変換してくれます。
しかし、鬼殺隊のメンバーは呼吸を使うことで代謝を著しく上昇させています。
すると彼らの体内で生成される過酸化水素の量はかなり多く、おそらく一般人の比ではないはずです。
本来であればカタラーゼが過酸化水素を分解してくれますが、きっとそれでは間に合わないくらいの量が分泌されているでしょう。
▼髪の毛の役割
ここで活躍するのが、髪の毛の役割です。
毎回登場しますが、改めておさらいしましょう。
髪の毛には、頭を守る以外に「体内の不要な成分を排出する」という役割があります。
髪の毛は根本にある毛母細胞が成長しながら作られています。
その際、毛細血管を通して、血液中の不要な成分も毛髪内に取り込まれていくのです。
つまり体内で過剰に生成された過酸化水素の一部は、この現象によって髪の毛に取り込まれていくと仮定します。
その際、髪の中心部である「メデュラ」に集中して過酸化水素を取り込みます。
そうすれば、「過酸化水素を取り込んだ状態の黒髪」の出来上がりです。
ここに雷が落ちれば、髪が刺激されて内部の過酸化水素がメラニン色素を壊して金髪になる、という説です。
▼雷の温度も追い風に!
髪を脱色する際、温度は非常に大事な要素になります。
具体的に言うと、薬剤を温めると脱色効果が早くなる、ということです。
例えばブリーチで脱色する場合。
髪の毛の根本から毛先まで同時にブリーチ剤を塗ると、根本の方が脱色が早くなります。
それは、毛の根本は頭皮の体温が伝わって温められるからです。
なので美容師はブリーチ等のケミカルメニューを行う際は温度を非常に意識するのです。
さて、話を雷に戻しましょう。
雷は「超高温」になるという特徴があります。
その温度は実に約3万℃!
人体に落雷した際はもっと温度が低くなりますが、雷の影響で髪が高温状態になることは間違いないでしょう。
すると、髪の毛の脱色効果を早めることができます。
▼結論
以上をまとめると、このような考察ができます。
我妻善逸。
彼は鬼殺隊に入隊するべく修行を行います。
その中で特殊な「呼吸」方法を身につけます。
この呼吸では、全集中をすることで大気中の酸素を一気に体内に取り込みます。
すると血液中の酸素濃度が急激に上昇。
血管や筋肉が強化されることで身体能力が著しく向上します。
同時に新陳代謝も著しく上がるので、体内で生成される「過酸化水素」の量も爆発的に増えます。
この過酸化水素は身体を損傷させる、言わば「毒」です。
体内にはカタラーゼという酵素が存在し、過酸化水素を分解して毒素を無毒化してくれます。
しかし呼吸を使うことで大量に作られた過酸化水素を全て分解するにはカタラーゼの量が足りません。
そこで分解できなかった過酸化水素は、髪の排泄機能によって髪の毛に取り込まれます。
そうして排泄された過酸化水素は髪の毛にどんどん蓄積していったのです。
そして、ある時予想外の出来事が起こります。
修行中だった善逸に雷が直撃してしまったのです。
一瞬にしてものすごい量の電気エネルギーが全身を巡ります。
彼の髪の毛では「メラニン色素」と「過酸化水素」が絶妙なバランスで存在していましたが、落雷の衝撃でそのバランスが崩れ、混ざり合います。
二つが混ざることで過酸化水素はメラニン色素を破壊していきます。
さらに雷の超高温も相まって、脱色速度は上昇。
ものすごい勢いで髪の色が変わっていきます。
そのとき、毛根にあるメラニン色素を作る「色素細胞」もダメージを受け、黒色の色素を作れなくなります。
つまり雷の直撃により、善逸は髪の毛が金髪になりました。
そして、色素細胞を損傷したことにより、生えてくる髪の毛も金髪になった。
ということです。
▼もう一つ問題が
いかがでしたか?
今回はかなり苦戦しましたが、なんとか善逸の金髪にたどり着くことができました。
こう考えると、鬼滅の刃のキャラクターは本当に魅力的です。
ファンタジー要素が多い中でも、どこか筋が通っている。
今回もとても楽しい考察でした。
しかし!
実はまだ終わっていません。
善逸の髪の毛をよく見ると、毛先の色が濃くなっているのです。
これは甘露寺蜜璃ちゃんの時と一緒、、、
鬼滅のキャラクターは2色カラーが多い、、、
本当に美容師泣かせです。
ということで、明日の記事ではこの毛先の濃い黄色について考察します。
よければこちらもご覧ください。
それではまた明日☆