こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
みなさん髪の毛の「役割」って何か知ってますか?
オシャレのため?頭を守るため?
どちらも正解です。
ですがもう一つ、髪の毛には大事な役割があります。
ニュース等で芸能人が薬物検査に引っかかった、なんて報道をたまに見ますよね。
その際に「毛髪検査により薬物の成分を〜〜」という言葉を耳にします。
どうして髪の毛の検査で薬物の使用がわかるのでしょうか。
今回はちょっとマニアックな髪の毛の役割のお話。
知っているとニュースを見た時の理解度が深まるかもしれません。
ぜひ最後までご覧ください。
▼髪の毛の役割とは
髪の毛の役割は大きく分けて3つあります。
①外部刺激からの保護
たとえば上から頭に物が落ちてきた場合、髪の毛がクッションになって頭を守ります。
毛髪1本は細くても、頭全体では約10万本になるので衝撃から頭を守ってくれるのです。
次に外気の寒暖差。暑すぎたり寒すぎたりする場合、その温度差から頭を守ります。
外にいる時は紫外線も刺激になります。頭皮に直接紫外線を浴び続けると頭皮の老化促進につながり、場合によっては炎症や火傷につながります。
髪の毛に含まれるメラニン色素は、有害な紫外線を吸収する働きがあります。
それによって紫外線が頭皮まで届かないようにしてくれるのです。
②ファッション要素
ヘアスタイルによってその人の印象はとても変わります。
髪の毛は一人一人の個性を表現する大切なツールなのです。
③有害物質の排出
意外と知られていませんが、髪の毛には有害物質を体外に排出する機能を持っています。
人は普段の生活の中で、多くの有害物質を体内に蓄積してしまいます。
水銀、カドミウム、鉛などがありますが、髪の毛はこれらを取り込み、体外に排出してくれるのです。
この原理を利用して毛髪検査は行われ、薬物の検査を行います。
▼どうやって体外に排出するの?
髪の毛は根本にある毛母細胞が成長しながら作られています。
ここには毛細血管が入り込んでいるのですが、毛髪の成長と同時に血液中の薬物成分も毛髪内に取り込まれていきます。
なので生えてきた髪の毛を検査することで薬物を使用したかがわかるのです。
▼いつ使用したかまでわかる
髪の毛は一ヶ月に約1cm伸びます。
毛髪を分割することで、おおよその使用時期も推定できます。
さらに薬物を定期的に使用する常習者の判定も可能になるのです。
薬物の成分は長期間にわたって髪の毛に蓄積されます。
そのため、長期間の証拠としては尿検査や血液検査よりも毛髪検査が使用されることもあります。
検査方法として手軽で、長期間に渡って検査することができる毛髪検査はとても有用なものなのです。
ですが、髪を切られたら検査ができなくなるというデメリットもあります。
▼まとめ
いかがでしたか?
髪の毛には意外な役割があったんですね。
ニュースでこういった内容を見たらぜひ今回の話を思い出してみてください。
そもそもそんな事件がないことが理想ですが。
それではまた明日☆