こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
みなさんはエイジング毛って知っていますか?
最近よく聞くようになったこの言葉。
このブログを読んでくれている方の中にも「年齢を重ねる中で髪質が変わってきた」、と感じる人は多いのではないでしょうか。
私が働く美容室でも、加齢による髪のお悩みは非常に多いです。
ではそもそもエイジング毛とはなんなのか。
その原因はなにか。
対策はあるのか。
今回は多くの人が関係するエイジング毛についてお話しします。
エイジング毛の仕組みを知ると髪の毛との上手な付き合いがわかるかも!
ぜひ最後までご覧ください。
▼そもそもエイジング毛ってなに?
エイジング毛とは、年齢と共に変化する髪の毛のことをいいます。
年齢を重ねることで髪質に変化が生じてくるのです。
よくある変化の例を挙げると
・白髪が増えてきた
・毛が細くなった
・量が減った
・以前はなかった「うねり」や「クセ」が出てきた
・ツヤがなくなってきた
こういったお悩みが多い印象です。
エイジング毛は言い換えると髪の毛の老化、とも言えます。
お肌が年齢とともにハリがなくなり、しわが出てくるのと同じで、髪の毛も年齢とともに新しいステージに移行するのです。
▼どうして髪質が変化するの?
みなさんが肌を触って触れる部分、ここを表皮といいます。
そしてこの表皮の下にある組織を真皮といいます。
通常、この真皮に存在する線維芽(せんいが)細胞が細胞分裂をすることで、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸という成分が作られます。
このコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンはそれぞれ
コラーゲン・・・肌のハリや強さを生み出し、水分を保つ
エラスチン・・・コラーゲンの繊維にからんで肌の弾力を生み出す
ヒアルロン酸・・・コラーゲンとエラスチンの隙間を埋めて、ハリや弾力を生む
という役割があります。
簡単にいうとお肌に水分を保ってハリと弾力をくれるもの、ということです。
年齢を重ねると線維芽細胞の細胞分裂の能力が低下します。
するといつも作られていたコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の産生量が少なくなり、真皮組織の構造が大きく変化します。
具体的にいうと、こう変化します。
・お肌の水分が減り、ハリと弾力がなくなってくる
・真皮組織の厚さが薄くなったり、硬くなったりしてシワがよる
真皮組織が変化すると毛根や毛穴が圧迫されて歪んでしまいます。
毛根や毛穴は毛の生え方にとても大きく影響します。
これらが歪んでいると毛が寝てしまったりねじれたりして、毛の流れやクセの状態が変わってしまうのです。
これが、加齢によるうねりやクセの原因です。
さらに血管が圧迫されることで血流が悪化、すると髪の成長に必要な栄養素が届きにくくなり、毛が細くなるのです。
▼その対策とは
ではどうしたらエイジング毛になりづらくなるのでしょうか。
まず大事なことは血行やリンパの流れを正常にすることです。
そうすることで真皮組織の代謝を活性化させて、頭皮全体のターンオーバーを正常に活発化させることができます。
そのために効果的なのは「ヘッドスパ」や「ヘッドマッサージ」。
固くなった頭皮や筋肉をほぐしてあげることで血行が良くなります。
ですが一度ほぐした頭皮も時間が経つと元の固い頭皮に戻ってしまいます。
日常的にマッサージをして常に頭皮がほぐれている状態を保つことが理想ですね。
もちろんバランスの取れた食事や適度な運動も大切。
身体にいいとされることは当然、頭皮や髪にもいいのです。
▼マッサージはまずプロに!
対策として日常的に自分でマッサージをすることが大切とお話ししました。
ですが、おすすめはまず美容室でプロにほぐしてもらうことです。
やるとわかりますが、一度の施術で頭皮はかなり柔らかくなります。
ゼロから自分でやるよりも一度プロにほぐしてもらい、お家で適度にマッサージをすると柔らかい頭皮を維持しやすくなります。
最近ではコロナ禍の影響もありヘッドスパの需要が急増しました。
お店のメニューでヘッドスパやヘッドマッサージを取り入れているサロンも多いです。
ぜひ一度担当の美容師さんに相談してみてくださいね。
▼まとめ
いかがでしたか?
個人差はあれど、髪質はだれでも加齢と共に変化をします。
できることならそれをマイナスに捉えるのではなく、自分の新しい個性と捉えてヘアスタイルを楽しみたいですね。
私もその一助になれるよう、これからもためになる情報を発信していきます。
それではまた明日☆