こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
先日髪を切ってもらいに他の美容室に行ってきました。
他のお店のスタッフさんとお話しすると楽しくて、何より勉強になることがたくさんありますね。
さて、美容室でカットをするとき、美容師さんがスプレーでシュッ♪シュッ♪
髪を濡らします。
あれ、なぜだかわかりますか?
もちろんメリットがあってやっていることなのですが、そのメリットとはなんでしょう。
今回はそんなカットで髪を濡らす理由についてお話しします。
ぜひ最後までご覧ください。
▼クセを取る
日本人の約6割はクセ毛で悩んでいるそうです。
つまり、髪が自分の思い通りにならなくて悩んでいる人が6割いる、ということです。
これは美容師も同じで、ご来店されたお客様の髪はそれぞれいろんなクセがあります。
そしてライフスタイルも人それぞれ。
朝しっかり髪を濡らして整える人もいれば、起きたてで寝グセのついたままの人もいます。
クセやライフスタイルが良い悪いではなく、カットするときはその人本来の髪質やクセを見極めないといけません。
髪の毛を濡らすと、そういったクセが一旦リセットされるので、正確にカットすることができるのです。
▼ハサミへの負担が減る
実は、髪の毛って結構硬いんです。
一本一本は細く、大した強度はありません。
しかし髪が束になるとものすごい強度になるのです。
たとえば、健康な髪の毛は一本あたり100〜150gの重さを持ち上げる力があります。
そして髪の毛の本数は一般的に10万本と言われています。
この二つの情報から計算すると、髪の毛全体での強度は10トン〜15トンにもなります。
あくまでこれは髪の「引っ張り強度」なので、切る時の強度とは違います。
ですが、実際ハサミは結構な頻度で切れなくなります。
それくらい髪は硬いのです。
さて、そんな髪ですが、水に濡れると柔らかくなります。
それは、濡れることで髪の水素結合が切れるため。
この結合は水に濡れると切れ、乾くと再結合します。
比較的コントロールしやすい結合なので、カットやブローで利用されるのです。
髪が柔らかくなればハサミへの負担が減るので、ハサミが長持ちするようになります。
▼髪への負担が少なくなる
ハサミへの負担が少なくなれば、髪への負担も少なくなります。
ハサミは、刃で髪の毛を挟み切ります。
このとき刃が鋭ければ髪をスパッ!と切れますが、刃が欠けていたりすると、髪をグニャ!と押しつぶしてしまうのです。
すると切った断面が潰れて、ダメージにつながってしまいます。
もちろんハサミが切れなくなったら、美容師はハサミをすぐ替えます。
こういうことを避けるためにも、髪を濡らすんですね。
ハサミの切れ味に関してはこちらの記事もどうぞ。↓↓↓
▼ドライカットのメリット
ここまで髪を濡らしてカットすることの良さについてお話ししました。
ですが、実は濡らさずにカットするドライカットにもメリットがあります。
その人のクセを確認しながらカットすることができるので、仕上がりの長さを調整しやすいのです。
また、毛量調整の際も髪の軽さがわかりやすいので、感覚を掴みやすいです。
濡らすカットとドライカットの特徴を知って、使い分けることが大切になってきます。
▼まとめ
いかがでしたか?
普段髪を濡らすことに気を留める人はほとんどいないでしょう。
でもそこにはしっかりとした理由があったのです。
美容室で髪を切るときに、それってこういう理由なんですよね♪と美容師さんに話してみてください。
きっとマニアックな内容でびっくりされると思いますよ♪
それではまた明日☆