こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
突然ですが、みなさんは「クセ毛」ですか?
アデランスが2023年に実施した「クセ毛に関する意識調査」では、自分がクセ毛だと思う人の割合を都道府県ごとにランキングにしていました。
そのランキングでは、
クセ毛の割合が高い都道府県
1位 熊本県 59.6%
2位 山口県 58.7%
3位 島根県、大分県 57.7%
という結果になったようです。
同時に、「クセ毛だと思う」と回答した人のうち、77.4%は自身の髪質に不満を感じている、という結果が出ています。
一方、「クセ毛ではない」と答えた方は不満を感じている割合が低いという結果になりました。
つまり、クセ毛かどうかが、髪への不満に大きく影響している、ということが分かります。
ではこのクセ毛。
どういう原理で「クセ」が出ているのでしょうか。
髪の毛がうねったり曲がったりするのはなぜ?
どうして人によってクセの具合が違うの?
なぜ湿気を吸うとクセが強くなるの?
改めて考えてみると不思議なことがいっぱいのクセ毛。
今回はそんなクセ毛についてのお話です。
メカニズムを知ると、対策が打てるようになる。
ぜひ最後までご覧ください。
▼クセ毛とは
クセ毛を辞書で引いてみると、「妙に曲がったり、一部分だけ逆立ったりして生える、クセのある毛髪」と出てきます。
このクセは個人差がかなり大きい部分でもあります。
髪の毛が大きく波打つ程度のクセもあれば、カールしたり、うねったり、クルクルやチリチリになることもあります。
なりたい理想の髪型があるとして、この髪質はとても大きな影響を及ぼします。
この理想とのギャップが、「自身の髪質の悩み」としてアンケートにも反映されているのです。
▼クセが出る原理
クセ毛は毛根(毛球部)の形状に大きく影響を受けます。
毛根が曲がった状態の場合、生えてくる髪は曲がったまま伸び、ねじれたクセ毛になります。
日本人の多くはこのタイプになります。
髪の毛は大きく3層構造になっていますが、髪の毛の内部にある部分をコルテックスといいます。
実はこのコルテックス、
水を吸いやすいタンパク質(オルトコルテックス)
水を弾くタンパク質(パラコルテックス)
という2種類があります。
髪は水を吸うと膨張して伸びますが、水を弾くと膨張しないので伸びません。
このように、同じ髪の毛の中で「伸び方の差」ができてしまい、毛髪のうねりやクセとなって現われるわけです。
湿気が多い時にクセが出やすいのはこの現象が原因です。
特にこの2種類のコルテックスの差は、毛根が曲がった状態の時に多く発生してしまいます。
つまり、最初に戻りますが、クセ毛は毛根の形状に大きく影響を受ける、ということなのです。
▼クセ毛の対策とは
クセ毛に悩む人は多いですが、その対策とは何でしょう。
まず大事なことは、「どういうヘアスタイルにしたいか」です。
クセ毛をどうにかしたい、という気持ちはわかりますが、クセをどうにかしてどんなスタイルになりたいか。
これがわからないと対策は決まりません。
例えば、とにかくまっすぐストレートにしたい場合は縮毛矯正が合うでしょう。
クセを少し抑えて、ナチュラルな感じを出したい場合はパーマがいいでしょう。
また、場合によってはクセをどうにかしないでもカットやセットで素敵になるかもしれません。
まずは自分の理想の髪型を探して、担当の美容師さんに相談してみるのがおすすめです。
▼まとめ
いかがでしたか?
クセ毛は本当に多くの人が抱える悩みです。
かく言う私もかなりクセが強く、特に対策しないと髪の毛が円を描きます。
昔はかなり嫌で悩んでいましたが、今となってはこのクセが気に入っています。
特に矯正やパーマはかけずに、このクセを活かして自分に似合う髪型を探すことが楽しいです。
クセ毛との付き合い方は人それぞれ。
ぜひ自分に合った対策をとって、楽しいクセ毛ライフを送ってくださいね。
それではまた明日☆