こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
今は男性も髪を切る時に美容室に行くのが当たり前になっています。
でもたった10年前までは男性が美容室でカットをすることは法律で禁止されていたんです。
※この内容は「美容室と床屋さんの違い」というテーマで以前発信していますので、詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。↓↓↓
さて、男性のスタイルで多いのが「刈り上げ」です。
襟足を短くさせたいときや、ツーブロックでサイドをスッキリさせたい時に活躍しますね。
一言に刈り上げと言ってもソフトな刈り上げ、がっつり刈り上げ、フェードスタイルなど、いくつか種類があります。
最近ではスタイルによって、女性でも刈り上げをすることがあるくらい人気があり、オシャレの幅を広げてくれるカットです。
ではこの刈り上げ、ハサミでやるのとバリカンでやるのどちらがいいと思いますか?
今回は刈り上げをテーマに、ハサミとバリカンの違いについてお話します。
ぜひ最後までご覧ください。
▼ハサミで刈り上げ?
「刈り上げ」というと、ハサミとコーム(クシのこと)を使って下から切っていく姿をイメージしませんか?
とくに床屋さんがやっている姿が思い浮かびますね。
コームを頭に沿わせて、ハサミをリズミカルに、シャン、シャン、シャン♪と動かしていく。
上手な人の刈り上げは、なぜかずっと見れちゃう不思議な魅力があります。
ハサミを使った刈り上げの特徴は、
・柔らかい雰囲気を作れる
・グラデーションをキレイに作れる
・ハサミとコーム(クシ)だけでできる
・切れる短さに限界がある(コームの厚さ以下には切れない)
ということが挙げられます。
例えば下から上に向かって徐々に髪を長くする刈り上げ、いわゆるショートグラデーションスタイルを作るとします。
この場合、コームの角度や地肌からの距離を調整することで長さをコントロールできます。
無意識でできるようになるには練習が必要ですが、できるようになると応用の効くとても便利なスキルです。
ですがデメリットもあります。
コームを地肌に沿わせて切る以上、コームの厚さより短い長さにすることはできません。
フェードスタイルなどの超短い刈り込みはハサミには向いていません。
▼バリカンで刈り上げを作る
一方バリカンで刈り上げを作るときはどうでしょうか。
バリカンの特徴としては、
・長さを均一にしたい時にとても正確に切れる
・とにかく早く切れる
・ハサミでは到達できない短さにできる
・モーター音が子供に怖がられることがある
という特徴があります。
バリカンはアタッチメントと呼ばれるパーツを変えることで長さを自在に調整することができます。
例えば「3mm」に設定したら、それより短くなることはありません。
つまりそのまま頭全体をバリカンで切れば、オール3mmのキレイな頭が出来上がるのです。
均一な長さを作るのに適したバリカンは扱いが簡単なので、プロでなくても自宅で簡単に使用できます。
セルフでボウズスタイルにしたい場合にバリカンがおすすめなのはこういった理由からです。
では刈り上げはどうかというと、バリカンでも十分に作ることができます。
例えば上が1cm、下が3mmのグラデーションスタイルを作りたいときは、まず1cmのアタッチメントを付けて刈ります。
次に9mmのアタッチメントをつけて少しずらして刈ります。
この要領で3mmまで徐々に短くすれば、グラデーションの完成です。
また、アタッチメントを外すことでハサミではできない短さに刈ることができます。
フェードスタイルはその技術を使う代表的なスタイルですね。
ちなみに、ハサミと同じようにコームを使って、コームの角度や高さの調整で刈り上げをすることも可能です。
▼結局はただの道具
ここまでハサミを使った刈り上げと、バリカンを使った刈り上げを紹介しました。
では刈り上げをする際、どちらを選べばいいのでしょうか。
結論、どちらでもいいです。
元も子もない言い方をすれば、ハサミとバリカン、どちらもただの道具にすぎません。
刈り上げは扱う人の熟練度が大きく影響します。
正直、上手な人はハサミでもバリカンでも同じようにキレイに仕上げることができます。
実際、私も刈り上げをする時はどちらも使います。
希望のスタイルに仕上げるのに使いやすい方を使ったらいいですが、大事なことはハサミとバリカンの利点を理解し、いかにキレイに効率よく仕上げられるか、なのです。
▼まとめ
いかがでしたか?
刈り上げは角度や長さ、厚さで印象がガラッと変わります。
普段美容師が何気なくやっている刈り上げって結構奥が深いんです。
美容室に行った際には、ぜひ美容師さんの道具も意識して見てみてくださいね、
それではまた明日☆