こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
6月に入り、いよいよ毎日が暑くなってきましたね。
しかもこれから梅雨の季節も控えています。
汗と相まって湿気も増えて、髪にとって大変な時期になりました。
さて、湿気といえば髪の毛で必ず出てくる悩みの一つです。
湿気があるだけで
・クセが出てきて髪の毛が広がる
・セットしたのにすぐボサボサになる
・心なしか髪が痛んでるように感じる
という経験をしたことはありませんか?
みなさん体感レベルで理解しているであろう、「湿気」の髪の毛への影響。
今回は、髪の天敵、湿気とうまく付き合う方法についてお話しします。
ぜひ最後までご覧ください。
▼そもそも湿気とは何なのか
よく天気予報などで「今日の湿度は○○%で〜」と発表されています。
通常、目には見えませんが、空気には水蒸気(水分)が含まれています。
「湿度」とは、空気が水蒸気を含む度合、のことです。
そして、空気中に含むことができる水蒸気の量(飽和水蒸気量といいます)は気温によって大きく変わります。
具体的にいうと、気温が高くなると水蒸気の最大量は増えます。
例えば1㎥あたりで計算すると、冬の気温5℃の空気には最大6.8gの水蒸気が含まれます。
一方、夏の気温35℃の空気には最大39.6gの水蒸気が含まれます。
つまり飽和水蒸気量を見ると、夏は冬の約6倍も水蒸気の最大量が多いのです。
夏が蒸し蒸しするのも納得ですね。
ではこの湿気が多くなると髪の毛にはどう影響するのでしょうか。
▼どうして髪は湿気を吸うの?
水の入った容器と、カラカラに乾いた固いスポンジを用意します。
乾いたスポンジを水に入れるとどうなるでしょうか?
スポンジは水をどんどん吸収し、最終的にはたっぷり水を含んだヒタヒタのスポンジになります。
つまり、水分は乾いた物に移動する性質があるのです。
髪の毛にも同じことが起こっています。
湿気があるという状態は、空気中の水蒸気(水分)が多いということです。
そこに乾いた髪の毛があると、スポンジのように水分を吸収するのです。
▼どうして湿気を吸うと髪が広がるの?
ではどうして髪の毛は湿気を吸うとボサ髪になるのでしょうか。
髪の毛は水を吸うと膨張します。
このとき、髪全体が均一に膨張すれば髪型が崩れることはありません。
ですが、実際の髪の毛は場所によって膨張率が違います。
こっちはあんまり膨張しないけど、反対側はたくさん膨張する。
これが髪全体で起こると、髪はどんどんウネウネしていきます。
結果、髪は広がって収拾がつかなくなるのです。
▼どう対策すればいい?
では湿気が多いときはどう対策をとればいいのでしょうか。
方法は大きく二つあります。
①水分が入らないようにする
②髪を水分で満たしてあげる
順に見てみましょう。
①水分が入らないようにする
これば髪の毛に水分が入らないようにする対処法です。
極端に言うと、髪の毛一本一本にサランラップを巻けば水分は入りません。
実際にラップを巻くわけにはいきませんが、トリートメントの中には髪の毛に膜を張って水分をシャットアウトするものがあります。
こうすることで髪の毛が湿気を吸うことを防ぎます。
②髪を水分で満たしてあげる
え、水分で満たす?
湿気の対策として矛盾しているように感じますよね。
ですが、これが効果的なのです。
どういうことかというと、先ほどお話ししたように、水分は乾いた物に移動する性質があります。
髪の毛はブローやアイロンをかけると水分が蒸発して乾いた状態になっています。
なので外気から水分を吸収してしまうのです。
そこで、あらかじめ髪の毛を保湿して水分で満たしてあげます。
すると湿気があっても水分を吸うことがないのです。
先ほどのスポンジの例でいうと、すでに水でヒタヒタのスポンジを水に入れても、それ以上水を吸いませんよね?
それと同じ原理です。
ですが、だからといって水で濡らして乾かさない方がいい、という意味ではありません。
水で濡れた髪は時間が経つとすぐ乾いてしまいますし、何より髪が傷んでしまいます。
そこで活躍するのがトリートメントです。
保湿性の高いトリートメントやアウトバストリートメントは髪の毛に適度な潤いを与えてくれます。
そうすることで湿気があっても髪の毛が広がらないようになるのです。
▼まとめ
いかがでしたか?
湿気は男女問わず本当によく聞く悩みです。
亜熱帯の日本では湿気との上手な付き合い方がとても大事になります。
ぜひ今回の内容を参考にして、毎日のヘアケアを楽しんでくださいね。
それではまた明日☆