こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
突然ですが、白髪染めにはいろいろな種類があるのをご存知ですか?
カラーの種類によって染まり方やダメージの具合などが変わります。
細かく分けると数が多くなりますが、大きく分けると3種類に分けられます。
まずは最も一般的なアルカリヘアカラー。
次にヘアマニキュア。
そしてヘナカラーです。
アルカリヘアカラーとヘアマニキュアの違いについては以前まとめていますので、よければこちらもどうぞ。↓↓↓
さて、この中にもある「ヘナカラー」。
最近では専門店も出店されるほ注目度は高くなっています。
ではこのヘナ、どういうカラーか説明できますか?
自然の物で作られたカラー?髪に優しいカラー?
色々なイメージがあると思いますが、今回はこのヘナカラーにスポットを当ててお話していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
▼ヘナカラーってなに?
ヘナカラーの材料になる「ヘナ」は、ミソハギ科の植物で主にインド、北アフリカなどの乾燥した地域に育ちます。
木は高さ3〜6mほどに成長し、白や薄紅色の花を咲かせます。
そしてヘナの葉に含まれる色素は、髪や爪、絨毯などの染色に使用されてきました。
その歴史は古く、古代エジプトのクレオパトラもヘナで爪や髪を染めていたという話があるそうです。
そう考えると、何千年も前から人類に選ばれているヘナカラーってすごいですね。
▼どうして髪が染まるの?
一般的なアルカリヘアカラーは「ジアミン」という化学成分が含まれているため、短時間でしっかり色が着色します。
しかしヘナは自然植物ですので、当然ジアミンは含まれていません。
ではどうしてヘナで髪は染まるのでしょうか。
ヘナの葉には、「ローソン」という赤色酵素の色素が含まれています。
このローソンは、動物性のタンパク質に反応して発色するという性質があります。
ヘナカラーを髪に塗ると、キューティクルのすき間から髪の内部に浸透します。
髪はケラチンタンパクというタンパク質でできています。
ヘナに含まれるローソンが髪のタンパク質に定着して、髪が染まる、という仕組みなのです。
ちなみにヘナの葉だけで染めると髪はオレンジ色になります。
染める際、藍色の色素を持つインディゴなどを加えることで、2種類の色素が重なり、濃いブラウンに染まるようになります。
▼メリットとデメリット
このように、ヘナカラーは自然由来のものだけで髪を染めるため、髪と頭皮にとても優しいヘアカラーだと言えます。
さらに調合されるハーブには髪を補修してくれる効果もあるので、傷んだ髪のダメージケアにもなるのです。
さらにさらに、頭皮に塗られると毛穴に詰まった汚れを落として、潤いまで与えてくれるという効果までついてくるのです。
しかし自然のものだからこそ、染まるのにとても時間がかかる、というデメリットもあります。
アルカリヘアカラーは平均して20〜30分で染まるのに対し、100%のヘナカラーは染まるのに40〜60分ほどかかってしまいます。
また、色のバリエーションが少ない点もデメリットの一つでしょう。
アルカリヘアカラーのように髪を脱色する力はないので、基本的にはオレンジやブラウン、ダークブラウンにしか染めることができないのです。
▼ヘナ100%?
最近ではそんなデメリットを解消するため、「ケミカルヘナ」というジャンルのカラーも出始めました。
自然由来のヘナに、一部の化学成分を配合しているのです。
主にアルカリヘアカラーにも使われる「ジアミン」が配合されていることが多く、そうすることで短時間でしっかり染まるようになります。
しかし、ケミカルヘナをする場合は注意が必要です。
「自然のヘナカラー」と「化学のヘアカラー」の良いとこどり、になっていればいいです。
しかし、両方の悪いとこどり、の中途半端なカラーになってしまっては本末転倒です。
中には「天然ヘナカラー」や「オーガニック100%カラー」と謳って、成分を見るとしっかり化学成分が配合されているものもあるので注意しましょう。
▼人によっては合わないことも
自然由来のもので頭皮にも優しい、というメリットがありますが、稀にヘナカラーをして頭皮がアレルギー反応を起こす方もいます。
一般的なアルカリヘアカラーに比べたら頭皮へのダメージはかなり減りますが、人によってはお肌のトラブルに繋がることもあるのです。
初めて使用する際は、メーカーの推奨する形でパッチテストを行い、自分に合っているか確かめるようにしましょう。
▼まとめ
いかがでしたか?
ヘナカラーはメリットも大きい反面、しっかりデメリットもあるヘアカラーです。
しかしデメリットをしっかり理解して使えば、ヘナカラーはとても優秀なヘアカラーと言えるでしょう。
白髪が気になる人ほど、一度選択肢の一つに入れてみるのはいかがでしょうか。
担当の美容師さんに相談してみると、もっと詳しく教えてくれますので、ぜひお話ししてみてくださいね。
それではまた明日☆