こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
みなさんは温泉は好きですか?
私は大好きです。
温泉に行くと必ず夜2回、朝1回は入浴します。
欲を言えばサウナがあるとさらに嬉しいです。
ちなみに私がよく通っている近所のスパ(天然温泉・サウナ付)が閉館することが決まり、とてもショックを受けています。
さて、温泉に入ると体が温まるのはもちろん、お肌がすべすべになり、きめが細かくなったように感じます。
女性にも喜ばれるのも納得ですね。
そんな美容と健康にも良い温泉ですが、中でも「アルカリ性温泉」は美肌効果が高いと言われます。
それはなぜでしょう?
仕組みがわかればお肌のケアにも応用できそうですね。
今回はアルカリ性温泉でお肌がスベスベになる理由をお話しします。
ぜひ最後までご覧ください。
▼アルカリ性温泉とは
温泉は、源泉に含まれる化学成分の種類などによって10種類に分類されます。
アルカリ性温泉は、その一つであり、
①温泉水1kgに含有している化学成分量が1,000mg未満
②湧き出ている温泉の温度が25℃以上
③pH8.5以上
という条件を満たすものを指します。
お湯の特徴として、肌の角質を取り、美肌効果が期待できると言われている温泉です。
肌触りが柔らかいのが特徴で、アルカリ性温泉は、入浴すると肌が「すべすべ」する感触があるのが特徴です。
ちなみにこの種類の温泉を堪能できる温泉街は、石和温泉(山梨)、箱根湯本温泉(神奈川)、道後温泉(愛媛)、黒川温泉(熊本)、下呂温泉(岐阜)、熱海温泉(静岡)、由布院温泉(大分)などがあります。
▼pH?アルカリ性?
そもそもpHとは何かというと、水溶性の性質を測る“ものさし”のようなものです。
pHは0~14までの値があり、真ん中のpH7が「中性」。
数値がpH7より低いと酸性、pH7より多いとアルカリ性になります。
アルカリ性温泉の中でも、pHが高ければ「強アルカリ性温泉」に区分されます。
ちなみに酸味の代表のレモンはpH2~3で「酸性」。
石けん水はpH9~10で「アルカリ性」 です。
▼お肌への刺激は?
人の肌のpHは4.5~5.5の弱酸性です。
そしてアルカリ性温泉はpHの値によって種類が分かれます。
強アルカリ性:pH10以上
アルカリ性:pH8.5以上10未満
弱アルカリ性:pH7.5以上8.5未満
※厳密にいうと、弱アルカリ性の温泉は「アルカリ性温泉」とは呼ばれません。
こう見るとアルカリ性の温泉は、肌にダメージがありそうですが、実際はどうでしょうか。
結論からいうと、大半の人にとってダメージの心配はいりません。
例えば石けんのpHは9~10程度のアルカリ性ですが、身体を洗ってもダメージにはなりませんし、刺激もありませんよね。
肌は時間が経てば弱酸性に戻るので、そこまで心配しなくて大丈夫なのです。
しかし強アルカリ性の温泉は、必要な皮脂や油分まで落としてしまうので、お風呂から上がるとカサカサになることもあります。
特に敏感肌や乾燥肌の人は入浴後はしっかりシャワーを浴びて、しっかり保湿するようにしましょう。
▼アルカリ性温泉でお肌がスベスベになる理由
アルカリ性の温泉に浸かると、お肌も徐々にアルカリ性に傾きます。
すると閉じていた毛穴が開いてくるので、毛穴の汚れをしっかり落とすことができます。
また、余分な皮脂汚れは酸性なので、温泉のアルカリ性と中和することで落ちやすくなります。
このように、温泉のクレンジング効果で、皮脂の汚れや油分が落ちることでお肌がすべすべツルツルになるのです。
▼アルカリと髪の毛の関係
アルカリ性に傾くと毛穴が開くように、髪の毛はアルカリ性に傾くとキューティクルが開きます。
するとキューティクルが傷み、髪の内部の栄養が流れ出てしまいます。
pHの数値が高くなるほど(アルカリ性が強くなるほど)その傾向が強くなります。
髪も時間がたてば弱酸性に戻りますが、肌よりも時間がかかります。
入浴後はトリートメントをして、意識的に弱酸性に戻すといいでしょう。
pHと髪の毛の関係はこちらでも詳しく説明しています。↓↓↓
▼まとめ
いかがでしたか?
お肌がスベスベになる理由がわかると温泉がもっと好きになりますね。
同時に髪の毛にも影響があるので、温泉を思いっきり楽しむためにも正しい知識を身につけたいですね。
それではまた明日☆