こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
実家の片付けをしていたら昔の写真がたくさん出てきました。
中には自分が子供のころの写真がたくさん!
一枚一枚懐かしく見ていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
そういえば学生の頃も、テスト勉強を始める前にデスク周りの掃除を始めて一向に勉強が始まらない、なんてことがよくありました笑
さて、子供のころの写真を見ていて思い出したことがあります。
それは、「よく石けんで頭も洗っていたな〜♪」ということ。
毎日ではないですが、銭湯に行ったら手持ちの石けんで頭から足まで一気に洗っていた記憶があります。
そして美容師になった今、思うのです。
「あれ、髪に悪くないのかな、、、?」
今回は昔の記憶を思い出しながら、石けんシャンプーについてお話します。
ぜひ最後までご覧ください。
▼石けんで頭を洗う?
当時、石けん(固形石けん)で頭を洗うとどうなっていたか。
頭皮と髪の毛の汚れがしっっかり落ちて、とてもさっぱりした記憶があります。
同時に、頭皮を触ると「キュッ♪キュッ♪」、髪を触ると「ギシッ!ギシッ!」という感触がありました。
髪の毛が短かったのでよかったですが、もしロングの髪だったら絡まりまくっていたことでしょう。
でも洗った後はすごくさっぱりして気持ち良かったです。
▼汚れが落ちる原理
シャンプーをすると汚れが落ちるのは、ローリングアップ現象のおかげです。
ローリングアップ現象とはかんたんに言うと、泡の成分が汚れを包み込むことで汚れを浮かして、シャワーと一緒に流してくれる現象のことです。
食器用洗剤で汚れが落ちるのも同じ原理ですね。
実は石けんで汚れが落ちる原理もこれと同じです。
ですが、一般的に石けんはシャンプーよりも洗浄力が強いと言われます。
それは、石けんに含まれる脂肪酸アルカリ塩の割合が多いから。
脂肪酸アルカリ塩は水に溶けると界面活性剤として洗浄力を発揮するため、頭皮の皮脂や汚れをしっかり落としてくれるのです。
▼脂を落としすぎる
石けんで頭を洗うと、脂汚れが落ちてとてもスッキリさっぱりします。
ですが、これは「洗いすぎ」です。
頭皮には皮脂が分泌されます。
この皮脂は、過剰に分泌されたり、酸化すると頭皮に悪影響を与えます。
しかし、適量で分泌される皮脂は天然の「保護膜」の役割を果たし、いろんなダメージから頭皮を守ってくれるのです。
石けんで頭を洗うと、この必要な皮脂までも落としてしまいます。
すると頭皮は、乾燥を補うために皮脂を過剰分泌するため、すっきりするどころか逆にべたついてしまいます。
この皮脂の過剰分泌が毛穴詰まりの原因になり、髪の毛の成長不足や抜け毛に繋がってしまうのです。
▼アルカリ性に傾く
石けんはアルカリ性のものが多いです。
髪や頭皮は「弱酸性」なので、石けんを使うとアルカリ性に傾いてしまいます。
髪はアルカリ性になるとキューティクルが開き、とても傷みやすい状態になります。
ただでさえ強い洗浄力でギシギシになった髪が傷んでしまうと、見た目にもパサついた印象を与えてしまいます。
▼それでも石けんで頭を洗いたい人は
結論。
一般的な固形石けんで頭を洗うことはおすすめしません。
一時的に汚れは落ちますが、その後の頭皮環境が乱れる可能性があるのは少しリスクがあります。
しかし、それでも石けんで頭を洗いたい!という人は、
①アミノ酸系の優しい石けんを選ぶ
②石けんカスが残らないように、しっかりゆすぐ
③弱酸性のトリートメントでしっかりケアをする
ということを意識してみるといいでしょう。
また、最近では「石けんシャンプー」というジャンルの商品もあるようです。
頭を洗うことに特化した石けん、という感じ。
少々クセがあるものもあるようですが、こういう商品も検討してみてはいかがでしょうか。
▼まとめ
いかがでしたか?
子供の頃は髪の毛の知識がほとんどなかったので、何も気にせずに石けんを使っていました。
大人になって、美容師になり、改めて当時を振り返るとなんだか懐かしい気持ちになりますね。
でも当時の自分に言いたい。
石けんでシャンプーするのは、よくないぞ、と。
もし石けんで頭を洗いたくなったら、しっかり対策をして行なってくださいね。
それではまた明日☆