こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
昨日は髪の毛が傷むのはどういう原理か、というお話をしました。
みかんに例えたのですが、わかりやすかったですか?🍊
ダメージの原理がわかったところで、今回は髪が傷む原因についてお話しします。
原因がわかれば対策が打てますので、ぜひ最後までご覧ください。
▼ダメージの原因とは
では大事な大事な髪の毛がダメージを受けてしまう、その原因とは何なのでしょうか。
代表的なものをいくつかご紹介します。
①ヘアカラー、パーマによるダメージ
ヘアカラー、パーマなどの薬剤によるダメージをケミカルダメージといいます。
薬剤に含まれるアルカリ剤や還元剤は、キューティクルを剥がす作用があります。
髪に色素を入れたり、髪の形状を変えるということは、髪の毛にとって中々に負担がかかる作業なのです。
すると、前回お話ししたように、キューティクルの隙間から間充物質が流れ出てしまうのです。
ちなみに、触ってザラザラするところがダメージを受けている箇所で、この部分がキューティクルが少なくなっている部分です。
▼CMCの損傷
ヘアカラーやパーマなどの薬剤は髪の毛のCMCも損傷させてしまいます。
このCMC、健康な髪の毛には必要不可欠なもので、髪の毛の水分を保ち、栄養や薬剤の通り道になります。
以前詳しく説明しているのでよければこちらもどうぞ。↓↓↓
同時に、CMCは間充物質の流出を防ぐ役割もあります。
つまり髪の毛が受けるダメージをできるだけ抑えてくれる、ということです。
ケミカルダメージによってCMCが損傷すると、間充物質が流れ出てダメージにつながってしまうのです。
②紫外線によるダメージ
紫外線を浴び続けると肌は日焼けします。
日焼けとは、いうなれば軽いやけど、です。
やけどで肌がダメージを受けるように、髪の毛も紫外線を浴び続けると日焼けしてやけど状態になります。
すると、キューティクルが損傷してダメージにつながるのです。
また、紫外線はメラニン色素を分解する作用もあるので、髪の毛の褪色にもつながります。
③熱によるダメージ
髪の毛の主成分はタンパク質です。
タンパク質のわかりやすい例は「卵」でしょう。
生卵を熱したフライパンに落とすと、透明だった白身は白く、そして固くなります。
こうして目玉焼きになった卵は、いくら冷ましても生卵に戻ることはありません。
これは卵がタンパク変性を起こしているからで、これを起こすとタンパク質は元には戻りません。
過度なアイロンやドヤイヤーは、その熱によって髪の毛をタンパク変性させてしまいます。
すると毛髪内部のタンパク質が固まり、ダメージにつながるのです。
④シャンプー、ブラッシング、カットによるダメージ
次に物理的なダメージです。
シャンプーやブラッシングは意外にも髪の毛のダメージにつながります。
過度なシャンプーやブラッシングによってキューティクルが剥がれてしまうと、ダメージにつながります。
また、カットした髪の毛の断面にはキューティクルがないので、毛髪内部がむき出しの状態です。
毛先がパサつくのは、毛髪内部の間充物質などが流出しやすくなっているためです。
▼まとめ
いかがでしたか?
カラーやパーマ、カットでも髪の毛はダメージを受けます。
言い換えると、ヘアスタイルのオシャレに髪のダメージは付きものなのです。
であれば、やはりダメージケアはオシャレと切っても切れない関係です。
少し気にかけてケアするだけでも、髪の状態はぐっと変わります。
明日はそんなダメージの対策についてお話ししますので、よければそちらもご覧になって、ヘアケアの参考にしてくださいね。
それではまた明日☆