こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
みなさんはパーマをかけたことはありますか?
ウェーブをつけてみたり、直毛に流れを作ってみたり、ボリュームを出してみたり。
パーマは髪質の悩みを一気に解決してくれる、とても便利なメニューです。
さて、そんなパーマですが、かけたことがある人はこんな悩みを持ったことはないでしょうか。
「せっかくかけたパーマが数週間したら取れて元の髪に戻った、、、」
パーマは髪のシスチン結合を再結合させることで形を作っています。
このシスチン結合は、還元剤によって切断されます。
仕組み上、一度かけたパーマは再度パーマ剤をつけない限りとれないと思ってしまいます。
ではなぜ日常生活を送るだけでパーマは取れてしまうのでしょうか。
今回はパーマが取れる仕組みについてお話しします。
ぜひ最後までご覧ください。
▼パーマの仕組みをおさらい
パーマが取れる仕組みを見る前に、なぜパーマがかかるのかおさらいしてみましょう。
簡単に仕組みをまとめると、
①パーマ1剤(還元剤)で髪の毛のシスチン結合を切る
②ロッドで髪の毛を希望の形に巻く
③2剤(酸化剤)で切れた結合を再結合させる
このときロッドで希望の形に巻いてあるので、髪の毛がそのスタイルに固定される
という具合です。
もっと詳しい仕組みを知りたい方はこちらもどうぞ。↓↓↓
▼パーマが取れる原因
ではなぜパーマはとれてしまうのでしょうか。
それには髪のキューティクルが関係しています。
髪の毛にウロコのように重なっているキューティクルは、パーマ剤で髪にウェーブをかけると、ウェーブに沿ってカールの外側が浮き上がって、内側は圧迫され押し潰されたような状態になります。
つまりキューティクルに無理な力がかかっている状態です。
キューティクルは時間がたつにつれ、真っ直ぐに戻ろうとします。
特にシャンプーで毛髪が濡れると水素結合が切れて、髪の毛内部の間充物質の力が弱くなり、キューティクルの真っ直ぐになろうとする力が勝ってきます。
すると、せっかくかけたパーマがとれてしまうのです。
ゆるめのパーマはキューティクルの形状を残したままの状態なので、取れるのが早いです。
そのため、キューティクルにもしっかりウェーブがかかると、パーマの持ちがよくなります。
▼どうしたらパーマが長持ちするのか
前述したように、しっかり強めにパーマをかけることでキューティクルにもウェーブがかかり、パーマが長持ちします。
しかしそれではスタイルが限定的になってしまうので、オシャレの幅が広がりません。
ではどうしたらパーマが長持ちするのでしょうか。
その項目をいくつかご紹介します。
①定期的にパーマをかけ直す
これが一番確実です。
どうしても時間が経つとパーマは取れてしまうものです。
なので、とれてきたタイミングでもう一度かけるのです。
スタイルと髪質にもよりますが、1.5〜2ヶ月程度でかけ直すと、しっかりしたパーマを維持できることが多いです。
②乾かす時に引っ張らない
ドライヤーを使う時に引っ張りながら乾かすと、せっかくかけたパーマが伸びてしまいます。
髪を乾かす時は、カールを意識して毛先を手のひらで揉み込むようするとキレイなカールが出ます。
③トリートメントをする
髪の3層構造の一つ、コルテックスは「間充物質」という組織で満たされています。
これはタンパク質の接着剤のような働きをするもので、間充物質が移動することで髪にパーマはかかります。
しかしこの間充物質、外からの刺激や薬剤の影響で簡単に外に流れ出てしまうのです。
間充物質が流出すると、毛髪にツヤやハリ感がなくなり、パーマがかかりにくくなってしまいます。
トリートメントで髪の内部を栄養で満たすことは、パーマの持ちの良さに影響するのです。
▼まとめ
いかがでしたか?
せっかくお金と時間をかけて手に入れたパーマヘアが取れてしまったら悲しいですよね。
しかしその仕組みを理解して、しっかり対策を取ればパーマの持ちはとても良くなるのです。
ぜひ今回の内容を参考にして、素敵なオシャレライフを楽しんでくださいね。
それではまた明日☆