こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
当店は男性のお客様が全体の3割ほどいらっしゃいます。
仕事柄、髪の毛に関してお話をしているとお客様から色々な髪の悩みを聞きます。
その中でも多いのが「薄毛」です。
ホットペッパービューティが2023年に実施した意識調査によると、薄毛を自覚している人が薄毛を気にし始めた年齢は、
男性 平均38.5歳
女性 平均41.7歳
となっています。
人生100年時代と考えると、薄毛が気になってからの人生の方が長いわけです。
つまり、薄毛とは長い人生において、ほとんどの人が経験する悩みと言っていいでしょう。
今でこそ薄毛治療という言葉が浸透してきましたが、ひと昔前まで「髪を生やす」なんて一部のお金持ちしかできない高級な治療でした。
私は約20年前(20歳前後)の時に、大手発毛会社に診断に行ったことがあります。
薄毛を気にして行ったというより、髪を生やすのにはどういった治療で、どのくらいの費用がかかるのか知りたかったのです。
その時に提示されたプランの金額は、なんと1,000万円!!
カウンセリングではそのまま、「ローンも組めますがどうしますか?」と進められてしまったのを覚えています。
社会人なりたての20歳にそんな高額なものを勧めないでよ笑、と今なら思いますね。
もちろんそんな高額な費用は払えませんし、目的が違うので契約はしませんでした。
さて、これは20年前のお話。
今は科学も技術も進歩していて、薄毛や発毛のメカニズムもかなり解明されてきました。
それに伴い、薄毛治療も安価なものがたくさん登場してきました。
テレビやネットでも薄毛治療のCMをよく見かけるようになりましたよね。
ではここで質問です。
どうして薄毛は発生するのか説明できますか?
遺伝?生活習慣?男性ホルモン?
関連しそうなワードはいくつか思い浮かびますね。
今回は薄毛、特に男性に発生するAGAの理由についてお話しします。
気になる人も、まだ気にしていない人も、今後の参考になる内容です。
ぜひ最後までご覧ください。
▼AGAってなに?
最近よく聞くAGA(AndrogeneticAlopecia)とは、男性ホルモン型脱毛症(男性型脱毛症)のことです。
この名の通り男性に発症する脱毛症で、基本的に女性には関係が薄いものです。
女性の薄毛は原因が異なるので、別の機会にご説明します。
さて、このAGAは生え際や頭頂部が薄くなるのが特徴で、主な原因は遺伝や生活習慣、男性ホルモンと言われています。
早い人だと20代から症状が現れ、実に日本人男性の3人に一人はAGAだと言われるそうです。
▼その仕組みとは
AGAでなぜ髪が抜けてしまうのか。
その仕組みを知るには髪のヘアサイクルを理解する必要があります。
髪の毛は一本一本に寿命があります。
髪は古くなると自然と抜け落ち、また新しい髪が生えてくるのです。
この周期をヘアサイクルといい、
「成長期」→「退行期」→ 「休止期」→「脱毛」
という周期を繰り返します。
髪が成長する「成長期」は、正常な状態で3〜5年続きます。(男性の場合)
しかしAGAの場合この成長期が数ヶ月にまで短くなり、生えては抜けて、生えては抜けて、を短い期間で繰り返すことになるのです。
▼なぜ成長期が短くなるの?
ではなぜAGAになると成長期が短くなってしまうのでしょうか。
AGAはいろいろな原因の中でも、特に男性ホルモンの影響が大きいと言われています。
男性ホルモンの一種である「テストステロン」。
これ自体は誰でも持っていて、髪に悪影響を与えるものではありません。
しかし、「5αリダクターゼ」という酵素と一緒になると、還元されて「ジヒドロテストステロン」というホルモンに変換されてしまいます。
この「ジヒドロテストステロン」は悪玉脱毛ホルモンとも呼ばれ、髪の成長を止める働きをしてしまうのです。
すると、ヘアサイクルの周期が短くなり、髪が成長する前に抜け落ちてしまうのです。
▼AGAを防ぐには
AGAは放っておくとどんどん進行します。
自覚をしたら早めに対策をすることが大切です。
まずは生活習慣を見直し、食生活や睡眠を改善し、適度な運動をすることで髪が生える土台を作ります。
生活習慣が原因で症状が出ていた人は、これらを改善するだけで回復することもあります。
次に髪の毛が正常に育つように薬で対策をします。
ここは体調との相性があるので、一概に「これが一番!」とは言えません。
一般的に治療法の種類は大きく2種類、
①外から対処する外用薬
②内から対処する内服薬
に分かれます。
外用薬は頭皮に直接薬をつけることで髪を育てるものです。
物によっては薬局でも買えるので、手軽に行える薄毛対策と言えるでしょう。
一方内服薬は錠剤を飲むことで、悪玉脱毛ホルモンを抑えて内から発毛させるものです。
個人差がありますが、私が見てきた中ではこの内服薬で効果を実感する人が多いです。
ですが内服薬にはそれなりのリスクもあります。
薬の副作用があり、人によっては服用できないこともあります。
利用する際は専門医によるメディカルチェックが必須です。
どちらも「育毛」という目的は同じですが、アプローチや気をつけることが異なるのでよく比較してから決めましょう。
▼まとめ
いかがでしたか?
多くの人が悩みに持つ薄毛。
しかし今の時代、そのメカニズムや対策はどんどん解明されてきています。
正しい知識を身につけて、身体とお財布と相談しながら自分に合う対処法を見つけてくださいね。
ちなみに、治療を続けるにはメンタルケアも大事になります。
以前記事を書きましたので、よければこちらもどうぞ。↓↓↓
それではまた明日☆