こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
毎日暑いですね、、、
夏も本番になり、暑さが本格的になってきました。
外にいると何もしなくても汗が吹き出してきます。
そうなると頭皮の汗や皮脂も気になる人も増えるのではないでしょうか。
汗が引いた後も頭がベタベタする感じが残って、なんとなく不快な状態が続きますよね。
早く帰ってシャワーを浴びたくなります。
さて、頭皮の油の量は人それぞれですが、一般的に夏は頭皮の油が多く分泌される季節です。
そんなとき個人的に気になることがあります。
それは、
シャンプーで汚れはちゃんと落ちているの?
ということ。
シャンプーによって洗浄力が強いもの、弱いもの、色々あります。
今回はシャンプーの洗浄力について実験をしてみましょう。
ぜひ最後までご覧ください。
▼シャンプーの種類
シャンプーは多種多様、いろいろなものが販売されています。
細かく分けるとキリがないので、今回は洗浄力に絞って分類してみましょう。
シャンプーの洗浄力は配合される界面活性剤によって決まります。
その中でもよく使われるものを挙げるとこのようになります。
○洗浄力強め
高級アルコール系
オレフィンスルホン酸系
石けん系
○洗浄力弱め
アミノ酸系
ベタイン系
実際に配合されるのはさらに細かく分類された界面活性剤です。
例えば高級アルコール系の代表的なものは「ラウレス硫酸ナトリウム」や「ラウリル硫酸ナトリウム」。
アミノ酸系の代表的なものは「ココイルグルタミン酸Na」や「ラウロイルメチルアラニンNa」などがあります。
成分まで説明すると、きっと眠くなってしまいますのでこれくらいにしましょう。
▼どのくらい汚れを落とすの?
ではこれらの成分が配合されたシャンプーはどのくらい汚れを落とすのでしょうか。
洗浄力ごとにいくつかシャンプーを用意しました。
ラインナップはこんな感じ。
①高級アルコール系シャンプー(洗浄力強め)
②アミノ酸系、オレフィンスルホン酸系混合シャンプー(洗浄力中間)
③アミノ酸系シャンプー(洗浄力弱め)
④石けん・・・(洗浄力強め)
実験の対象とするのはこちらのプラスチック容器。↓↓↓
よくあるタッパーの素材で作られています。
食器を洗う時にタッパーの油汚れが落ちなくていつも困っているのですが、油汚れの実験にはピッタリの素材と思って用意しました。
こちらに食用油を塗ります。
お湯で流すと当然、容器の表面はヌルヌル。
指でなぞると油の道ができます。↓↓↓
こちらの容器を、用意したシャンプーで洗っていきます。↓↓↓
仕上がりがどうなるかで、それぞれの洗浄力を比べてみます。
▼実験結果
では洗ったあとの容器の写真を見てみましょう。
①高級アルコール系シャンプー(洗浄力強め)
②アミノ酸系、オレフィンスルホン酸系混合シャンプー(洗浄力中間)
③アミノ酸系シャンプー(洗浄力弱め)
④石けん・・・(洗浄力強め)
画像で見ると全部同じように見えますね。
どれもしっかり油汚れは落ちていました。
しかし、手触りには明確な差がありました。
石けん(洗浄力強め)で洗ったものはしっかり油も落ちていますし、触った感じも「キュッ!キュッ!」と音がしてとてもキレイになりました。
一方アミノ酸系(洗浄力弱め)で洗った場合は、油は落ちていますが触った感じは、石けんのような「キュキュッと感」はありません。
よく言えばしっとり、悪く言えばヌルヌルが少し残ったような仕上がりと言えるしょう。
高級アルコール系(洗浄力強め)とアミノ酸系オレフィンスルホン酸系混合(洗浄力中間)は、石けんとアミノ酸系の仕上がりの中間といったところでしょうか。
まとめてみましょう。
今回使用したものはどれも油汚れをしっかり落としました。
異なるのは洗った後の手触り。
石けんは明確に容器との摩擦を感じました。(キュキュッと感)
一方、他のシャンプーで洗った場合は、多少ヌルヌル感が残った印象です。
今回のように食器を洗う場合は、シャンプーだと物足りないと感じそうですね。
石けんの仕上がりは、それこそ食器用洗剤に近いと感じました。
▼頭にはどれがいいのか
ではこの結果を踏まえて、シャンプーをするにはどれがいいのでしょうか。
石けんはしっかり油汚れを落としますが、裏を返すと油を落とし過ぎます。
頭皮には皮脂と呼ばれる脂の膜があります。
この皮脂は、酸化したり過剰に分泌されると頭皮環境の悪化につながります。
しかし、全くなくなってしまうと頭皮を保護する膜がなくなるので、これもまた良くありません。
適度に皮脂が残っている状態が理想なのですが、そう考えるとシャンプーは頭の洗浄に非常に向いていると言えるでしょう。
▼まとめ
シャンプーは頭の洗浄に向いている、という当たり前の結果になりました。
ですが美容師としてはシャンプーの確信が深まった、いい実験になりました。
本音を言うと、シャンプーごとにもっと違いが出て欲しかったのですが、さすがに実験方法がシンプル過ぎましたね。
また別の機会にもっと詳しく結果を出せる実験をしてみたいと思います。
ぜひまたご覧くださいね。
それではまた明日☆