こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪
最近ネットショップやSNSで「CMC配合シャンプー」とか「CMCトリートメント」というのをよく見かけます。
みなさんも見かけたことはありませんか?
そこで素朴な疑問。CMCってなんなの???
髪に必要なものということはわかるけど、結局なにがいいのかよくわかんない!って声、多いですよね?
そこで今回はCMCの知られざる役割と能力についてお話しします。
知れば納得、シャンプートリートメント選びの基準にもなるお話。
▼はじめに
どういうものかを詳しく説明したいのですが、このCMC、正確にお伝えしようとすると専門用語が出てきてややこしくなります!
このブログは「読んだら人に話したくなる知識」をテーマに記事を書いています。
ここからCMCについて噛み砕いて説明しますが、それでも少々ややこしいです。
ですが、最後はだれでもわかりやすくイメージできるようになると思います。
ぜひ挫折しないで最後までお付き合いください。
▼CMCってなに?
CMC(Cell Membrane Complex)とは細胞膜複合体と呼ばれるものです。
それはキューティクルの間から毛髪内部まで延びているもので、 人に例えると体中に張り巡らされている血管のような存在であり、パーマ、 ヘアカラー等の薬剤や水分などの通り道となるものです。
主な役割はこんな感じ
●水やヘアカラー、パーマなどの薬剤の通り道になる。
●マトリックスと呼ばれる細胞同士の接着組織の流出を防ぐ
● 水分を保ち、 毛髪に柔軟性を与える
● ヘアカラーの染着やパーマのかかりに影響を与える
さらにCMC は親油性のアッパーβ層・ローワーβ層と親水性のδ (デルタ) 層から構成されています。
毛髪の部位によって構造が異なりますが、この構造がCMCの役割と大きな関係があるのです。
、、、わかるようなわからないような、、、いや、やっぱりわからないっ!!
その気持ち、よくわかります!私も勉強していたころ本当にそう思いました。
でも安心してください。ここからは以上の話を踏まえ、誰でもイメージしやすい形に翻訳します。
▼翻訳!改めてシーエムシーってなぁに?
CMCとは、いわば髪の毛の血管です。キューティクルにも、髪の毛の内部にもたくさんあります。
でも髪の毛には血は通ってないですよね?血が通ってたら髪を切る度に頭から血が飛び散ります。
ではその「管」に何が通るかというと、パーマ・ヘアカラーなどの薬剤や、水分などが通るんです!
もちろんトリートメント剤も通ります。
つまり、CMCがなくなってしまうと薬やトリートメントの通り道がなくなってしまうんです。
そうすると
●パーマがうまくかからない
●カラーでうまく染まらない。
●トリートメントの効果が薄い
●水分がなく、毛がかたくパサつく
ということになってしまいます。
こんなのいやですよね?
CMCって実は美しい髪の毛にとってとても重要なものなのです。
▼通り道ってどうなってるの?
髪の毛には通り道があることはわかりました。
でも実際に空洞の管があるわけじゃないんです。
キューティクルにあるCMCは「親水性の層」と「親油性の層」で構成されています。
それぞれの性質の特徴は
親水性・・水に溶けやすい
親油性・・油に溶けやすい
となっています。そして「親水性の層」が「親油性の層」に挟まれる構造になっています。
つまりこういう感じです。
親油性の層 ー 親水性の層 ー 親油性の層
すこしわかりづらいですか?もっと簡単に説明をすると、CMCは油に挟まれた水というイメージです。
極端な表現ですが、こんなイメージ。
油 ー 水 ー 油
水と油は混ざりません。つまり油が水の壁になり、水は油に囲まれることで外に逃げずに髪の毛の内部に届くのです。
それはまるで油で作られた血管の中を、水という血が流れるように。
そして、パーマやカラー剤、トリートメント剤はこの水を通して髪の毛の中に浸透していくのです。
※ちなみにこれはキューティクルにあるCMCの場合。
髪の毛の内部にあるCMCは「親水性の層」と「親油性の層」が複合体になっています。
▼まとめ
いかがでしたか?
CMCはヘアケア、カラーリング、パーマなどなど、おしゃれを楽しむ際にかかせない要素になります。
途中に出てくる専門用語は覚えなくて大丈夫!
なんとなくCMCってこんなんだったなーって思い出してもらえれば十分です。
忘れたらまたこの記事を読みに来てください。
これからもみなさんのおしゃれに役立つ記事を書いていきます。
それではまた明日☆