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髪の毛の危険度レベル!髪の毛4つの結合とは

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こんにちは☀️ AI美容室のNaoです♪

みなさんは朝起きて寝グセがついていたらどうしますか?

水で濡らして一度リセットしてスタイリグをしますよね。

ではなぜ髪の毛は水に濡らすとリセットされるのか知っていますか?

今回は知っておくと美容室メニューの理解度がぐっと深まる「髪の毛4つの結合」についてお話しします。

ぜひ最後までご覧ください。

▼濡れると切れる「水素結合」

冒頭の質問ですが、なぜ髪の毛は水に濡れるとリセットされるのでしょうか。

それは髪の毛の「水素結合」が切れるから。

この水素結合、4つある結合の中で一番切れやすく、そして戻りやすい性質があります。

髪を濡らすだけで結合が切れるので、寝ている間についた髪の毛のクセもリセットされるのです。

ちなみに乾かすと結合が戻ってスタイルが出来上がるので、ヘアブローはこの原理を利用して行われます。

▼4つの結合ってなに?

髪の毛を形成する結合は全部で4つあります。

これらが結合していると髪の毛は安定していますが、切断されるととても不安定な状態になってしまいます。

それぞれ

①水素結合

②イオン結合

③シスチン結合

④ペプチド結合

と呼ばれていて、結合の強さと切断の条件が異なります。

それぞれの特徴を見てみましょう。

① 水素結合

水に濡れると切断し、乾いた状態で再結合します。

② イオン結合

(−)イオンと、(+)イオンの結合。
弱酸性(pH4.5~5.5)だとイオン結合がしっかりしている状態です。
この状態のpHを等電帯といいます。
毛髪のpHが等電帯から外れると、イオン結合が切断されます。
結合をつなげるためにはpHを等電帯に戻すことが必要です。

pHの詳細はこちらからどうぞ。↓↓↓

pHって髪にどう影響してるの?美髪を手にいれる秘訣⭐︎

③ シスチン結合

システイン2分子が結合したもので、髪の毛の形をキープする役割があります。
パーマ1剤の還元剤によって切断されます。
パーマ2剤の酸化剤で再結合します。

④ ペプチド結合

アミノ酸の基本的な結合です。
毛髪の命のようなつながりであり、この結合が切れてしまうと二度と戻りません。
ブリーチやカラーを繰り返すなど、過度のアルカリ剤、過酸化水素剤で加水分解されて切断されます。

 

ちょっとややこしいですね。

でもこれらの特徴がわかると、パーマやカラー等のケミカルメニューの理解が深まります。

大事なことは結合の「切れやすさ」です。

この4つの結合を切れやすい順に並べると

①水素結合 > ②イオン結合 > ③シスチン結合 > ④ペプチド結合

となります。

つまり、水素結合が一番切れやすく、ペプチド結合が一番切れにくいのです。

ではこれを実際の生活やヘアメニューに落とし込んでみましょう。

▼これを覚えておけば大丈夫!

では結局これを知ってどう役に立つのでしょうか。

それは、髪の毛のダメージレベルの目安になるということです。

言い換えると髪の毛の「危険度レベルの目安」になります。

それではそれぞれの結合の注意事項を見てみましょう。

結論、ここだけ理解しておけば大丈夫です。

 

①水素結合(危険度レベル1)

寝グセを治す時やお風呂に入る時に影響します。
髪の毛を濡らすことで結合が切れ、髪の毛が柔らかくなるのです。
乾かすことですぐ再結合するので危険度レベルは低いと言えるでしょう。
ですが、危険度が低いからといって油断は禁物。
髪を濡れたまま放置するとダメージの原因になりますので、できるだけすぐに乾かすのが理想です。

 

② イオン結合(危険度レベル2)

水素結合よりは結合力が強いですが、カラーやパーマなどのケミカルメニューを行うことで結びつきが切れてしまいます。
時間の経過によってpHは弱酸性に戻りますが、戻るまでは髪の毛が痛みやすい状態です。
カラー、パーマをする際は意識してpHを弱酸性に戻すようにしましょう。
最近ではpHを戻すトリートメントや、弱酸性シャンプーなどもあるので詳しくは担当の美容師さんに相談してみるのがおすすめです。

 

③シスチン (S-S) 結合(危険度レベル3)

通常、日常生活を送る上では切断されない結合です。
パーマの1剤の効果によって切断されますが、2剤によって再結合します。
基本的に結合が切れた状態で過ごすことはないですが、パーマはこの結合を一度切るメニューだということを理解しましょう。
イオン結合と同様、トリートメントが有効です。

 

④ ペプチド結合(危険度レベル4)

よっぽど強いケミカルメニューや、カラーやブリーチを繰り返さない限り結合は切れません。
ですが、裏を返すと知識なくブリーチを繰り返したりすると結合が切れます。
一度この結合が切れると二度と元に戻りません。
とくに自分でやるセルフブリーチは気をつけなくてはいけません。
ひどいと髪の毛が限界を迎えて「断毛」することもあります。

ブリーチのダメージの詳細はこちらもどうぞ。↓↓↓

知ってる?ブリーチで髪の毛が痛む理由

 

▼まとめ

いかがでしたか?

少々ややこしい話もありますが、オシャレを楽しむ上で大事な話でもあります。

細かい専門用語は覚えなくていいです。

スタイルチェンジをしたいな、と思ったときに「そういえば結合の話あったな♪」と思い出すだけでOK!

細かい内容はまたこの記事を読んでいただければいいのです。

ぜひ正しい知識を持ってオシャレを楽しんでくださいね。

それではまた明日

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